【シロッコファン故障】取替え作業

水廻り、修繕工事・リフォーム工事のトラブランです。

飲食店のオーナー様よりシロッコファン故障のため、

取替え依頼のご連絡をいただきました。

シロッコファンとは、多数の細長の板状の羽が筒状に取り付けられているタイプのファンとなっています。回転することにより空気を吸い込んでダクトなどを通して排気してくれます。シロッコファンについては、空調やレンジフードなどに使われることが多くプロペラファンとは違って、ダクトなどを利用しやすく騒音が少ないという点が最大の特徴とも言えます。ダクトを利用できるので中高層住宅などで採用されることが多い換気設備です。

 

◆養生

今回のご依頼は東灘区の住宅地にあるカジュアルなイタリアンレストラン。

玄関から店舗内にかけて、作業の範囲に留まらず

店内の隅々までしっかりと養生していきます。

飲食店ということもあり作業で店内が汚れないように什器などにもマスカーを使い作業の際のホコリなども付着しないように気をつけます。

　　

　　

 

◆BEFORE

天井ボードを開けて既設ファンの位置を確かめます。

こちらが今回の取替え依頼のシロッコファン。

ご家庭の換気扇はこのシロッコファンのものもあればターボファン、

壁付けの換気扇にみられるプロペラファンがあります。

レンジフードのスイッチを押しても作動しない場合、スイッチ部分とモーター部分のいずれか、または両方が故障している可能性があります。スイッチの接触不良や断線が原因の場合は、押しても無反応だったりうまく回らなかったりすることがあり、モーターが故障している場合も同様の症状となります。作動時にカラカラと乾いた音がしたり、ジーという異音がしたりする場合、モーターの軸ズレや錆びが原因となっている可能性もあります。
　　　

 

◆取外し作業

既設ファンの取外し作業にかかります。

養生していても油汚れが下に落ちてしまわないよう細心の注意を払い作業を進めます。

取り外した状態がこちら↓↓↓

　　

 

◆洗浄作業

外部フィルターの洗浄もしっかりしておきます。

店舗の外へ廻るとダクトからの排気口が確認できます。

こちらも取り外してこびり付いた油を取り除く洗浄作業をしていきます。

目詰まりがあるとファン自体にも負担をかけてしまうので日頃のお手入れも必要です。

　　

普段のお掃除ではファンの中まで清掃するのは困難なのが分かります。

ファンの中も油汚れがベッタリとこびり付いている状態で

今回の故障の原因のひとつと考えられます↓↓↓

　　

シロッコファンの油汚れなどが気になっているという方も多いと思いますが、おすすめできる掃除方法はつけ置きです。手強い汚れに関してもつけ置きすることにより洗剤を浸透させることができて汚れを綺麗に落とすことができます

 

 

 ◆入れ替え作業

新しいシロッコファンを取付し動作確認をしたら作業完了です。

店舗の換気扇は家庭用換気扇に比べより多くの油分を吸い込むため、日頃のお手入れでは手が届かずに汚れがへばりついた状態でファンの吸気効果も下がってしまいます。

レンジフードや換気扇の不具合は、部品の故障や断線のほか、経年劣化による寿命によっても起こります。耐用年数を超えて異音や換気能力の低下などが見られる場合、交換サインである可能性が高いですが、丁寧にクリーニングを行うことで正常に動作する場合もあります。

ご使用頻度によりますが、日頃のお手入れに加え年に1度程度のメンテナンスをお薦めしています。