玄関前の急な勾配が登り辛いので、階段にして欲しいとご依頼頂きました。
「階段をスロープにして欲しい」というご依頼を頂く事はよくありますが、「スロープから階段に」とのことで、お伺いし現場を見させて頂きました。
◆BEFORE
詳しくお聞きすると、お住いのお祖母様がこの急勾配を登り降りするのがお辛いとのことでした。門扉前のスペースが限られている為、階段にすることが1番ゆったりと登れる方法でした。
◆BEFORE
お打ち合わせをさせて頂き施工に入ります。
今回階段となるスロープの幅と長さを定規(木の型板)で計っておきます。水平器を使い新しく造る階段の踏み板(踏み面)・蹴上げ・踊り場等の寸法の計算をしておきます。
◆採寸
既存スロープと壁の間をスロープカッターで切っておくと(縁切り)ひび割れたり欠けたりしません。既存のスロープを電動ハンマで斫りコンクリートを撤去していきます。
◆斫り作業
門扉の周りも斫り3段目(1番上)の階段と敷地内との勾配も緩やかになるように仕上がるようにします。
◆斫り作業
まずは新しく基礎階段を作るため木枠(定規)を使い寸法に合わせ組み立てます。
階段を一体化させるため・強度を増すために「メッシュ筋」という「ワイヤーメッシュ」とも呼ばれる網目状に溶接された金網を階段の中に差し入れコンクリートを流し入れます。
◆新設階段
下地コンクリートに接着剤を塗布し、仕上げ位置に木枠をはめ込みます。
◆接着剤塗布
階段の表面(踏み板)部分にモルタルを塗っていきます。
◆モルタル左官
蹴込み部分はモルタルを塗り付けながら、角度と高さを確認しながら作業をします。
◆蹴込み造作
鏝(こて)で階段を平らにキレイに仕上げます。
ノンスリップ鏝を用いて階段端に造作を行います。
※「ノンスリップ」とは階段の踏板の端に付けて、歩行のときに滑らないようにするための物で踏板の摩耗防止をかねる物もある。
◆ノンスリップ
塗り付け後、モルタルの乾燥具合で「ムラ直し」を行いキレイに仕上げます。
◆仕上げ
誤って階段を登ってしまわないように、完全に乾燥するまでコーンを置き通れなくしておきます。その間、駐車場のシャッターを開けておきそこから出入りするようにして頂きました。
◆乾燥
1段あたりの踏み面(踏み板)部分を広くして傾斜を緩やかにし、段差を低くすることで足元の安定感が増し、お祖母様の負担や転倒のリスクを軽減させました。
◆AFTER
スロープは段が無くて高齢者や足の不自由な方には向いていますが、急勾配なスロープは危険で逆効果です。段差の低い階段の方が安全な場合もあります。
安心して暮らせるよう工夫も必要となってきます。
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