掘り込み式車庫内のコンクリートの天井が現在剥がれてきている状態で、早急に補修が必要です。車庫上の庭の庭木を残したままでの補修補強は可能ですか?といった内容でした。
お客様は弊社の施工事例をご覧いただき→ 「掘り込み式車庫の上にある花壇撤去」
お問い合わせ下さいました。
◆掘り込み式車庫
お伺いし調査をさせて頂きました。
掘り込み式車庫(掘り込みガレージ)の上は土を敷き直接、木を植えておられました。詳しく調査を進めると車庫内だけでなく至る所から滲み跡があり、亀裂や破損・欠落も見られました。
◆BEFORE
天井の破損(爆裂)した部分からは水が滲み、そこから少しずつコンクリートが剥がれながら流れ落ち車を汚してしまう状態でした。
◆車庫内天井
今まで掘り込み式車庫の上のメンテナンスを行ったことがないとのことですので、築年数を考えますと防水効果が無くなっている状態にありますので、お客様と相談させて頂き土を全て撤去し防水工事を行うとともに車庫の補修も行うこととなりました。
◆BEFORE(ガレージ上の庭)
お客様と日程調整をさせて頂き工事に入ります。
防水工事を行うために庭木と土を撤去しします。
◆BEFORE
まず木を伐採してミニショベルカー(ミニユンボ)で土を掘り返し撤去していきます。
◆撤去作業
土の中の白い物体は発泡スチロールでした。
かさ増しに発泡スチロールが庭一面の底に使用されており、その上に土が敷かれていました。ショベルカーで掘る深さを調整しながら発泡スチロールを撤去していきます。
◆発泡スチロール撤去
神戸市は発泡スチロールを産業廃棄物として扱っていますので、分別して運び出します。※家庭では資源ゴミ
◆運び出し
ショベルでは取れない残った土は手作業で土嚢袋に回収し、クレーンで土嚢袋を下ろします。
◆手作業
至る所に水が入ったとみられる膨らみや破れている箇所があり、こういったところから車庫やコンクリート壁へ水が漏れていったと考えられます。膨らみは防水層の下に水分が入り込み、それが水蒸気になって膨れが発生します。
◆破損箇所
玄関周りの清掃とクレーン作業のために外したフェンスを元に戻します。
◆清掃作業
乾燥させた状態から乾いた土をキレイに掃除して防水施工に入ります。
まず排水の配管を新しくします。既存の排水管周りを斫って撤去し以前より少し大きめの管を設置します。
◆排水溝(ドレン)
2箇所あった排水溝を1箇所にし、もう1つはモルタルで塞ぎました。
◆排水溝
排水管の接続にエルボを使用しモルタルを乾かし固定します。
◆排水管設置
何層もの跡が付いてしまっている為、全体的に下地左官を行い整え乾かします。
◆左官作業
防水施工の下地処理に入ります。
密着性を高める為に下地プライマーを塗布し乾かします。
◆防水作業(プライマー)
ウレタン防水材の1度塗りを行い乾かします。
◆ウレタン防水施工(1回目)
ドレン排水の設置を行います。
改修用ドレン(ジャバラホース付きの鉛の板)のジャバラのホースを排水溝に入れて板の形を合わせていきシーリングで端部の高さを調整させていきます。
◆ドレン排水(排水溝)
補強メッシュと防水シーリング材を用いて、改修ドレンの鉛板とモルタルの隙間を補強しながら塞ぎます。
◆改修用ドレン
ウレタン防水材(2度塗り)を行い、しっかりと防水の膜を作ります。
◆ウレタン防水
トップコート(表面保護の塗装)を順に塗装します。
仕上げにトップコート塗料で保護することで紫外線にも強くなり定期的にメンテナンスを行えばトップコート再塗装のみで長持ちします。
◆トップコート塗布
掘り込み式車庫の上の防水施工が完了し水がしみ込んでしまうことが無くなったので、車庫のコンクリート壁や車庫内の補修工事へと入ります。
水漏れにより出来てしまった白華(はっか)を研磨し、欠落してしまった部分を平らに補修し全体を左官でキレイにしました。
◆コンクリート壁の補修
車庫内天井は鉄筋コンクリート内部の鉄筋がサビて膨張し、内側からコンクリートを破壊する現象が起こっていました(爆裂)。錆のある鉄筋が露出するまで劣化部分をハツリ取り除きます。錆をブラシなどで掃除し、浸透強化剤やサビ止め塗料(プライマー)などで防錆処理をします。
◆掘り込み車庫内修繕
補修部分やヒビ割れた部分をモルタルで埋戻し形成し車庫内全体を左官しキレイにしました。
◆掘り込み車庫内補修
次に、排水用に設置したエルボ管に縦パイプを接続させ壁に固定金具(配管支持金具/サドルバンド)で固定します。
◆排水管設置
掘込み車庫上のフェンスを固定しているブロックの上にも亀裂がみられますのでコーキングでフェンスの足と亀裂箇所全体的を補修し防水施工を行いました。
◆フェンスブロック補修
土を撤去したことで、今までと違った使い方ができるスペースとなりました。
◆AFTER
掘り込み車庫上の庭からの水漏れがなくなったので、数日かけてモルタル部分が乾燥したら、作業終了です。
◆AFTER
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